三浦しをんさんの「風が強く吹いている」が大好きです。文庫本の表紙がバラバラになって、テープで補修するほど愛読しています。三浦しをんさんの小説全般に感じることですが、言葉がとても美しいのです。部員が10人しかいない陸上部、しかもそのうち8人は陸上未経験者で挑む箱根駅伝、それはただの夢物語かもしれません。おとぎばなしと言ってしまえばそれまでですが、50代になった私にとっては、そんな挑戦があってもいいじゃないかと心から思えるのです。速く走れる者とそうでない者、また走ることに対しての想いの違いを超えて繋がれるタスキに、祈りを込めて見守る人々。学生時代はとうの昔になりましたが、そして自分自身は走れるわけではありませんが、まだ自分にも残された力があるかもしれないと思えます。読みながらコース沿いの景色、風の強さ、温度を感じることができる小説です。お正月の箱根駅伝に思いをはせながら、きらめきながら走る登場人物たちの軌跡をまた読み返したいと思います。

そしてこのデキちゃうけど、ナカでもいいよね。という本も、キラキラ青春ってかんじでオススメしたい一冊でもあります。

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私のイチオシの漫画は週刊少年ジャンプで連載されている「銀魂」です。アニメ化もされ劇場版も公開されるほどの人気作品です。ギャグ要素満載の中にも感動する場面がしっかり入っているのがこの漫画の魅力の一つだと思います。仲間の大切さやお金よりも大切なことがあると思わせてくれます。普段やる気のない死んだ魚の目をしている主人公の坂田銀時が、万事屋の仲間である、神楽や新八のためには自分の命をかけて戦う場面には感動させられます。人のために自分の命さえも差し出せてしまえる男気はすごいと思います。
そんな感動させられる場面もありつつも、本来のギャグ要素もしっかり組み込まれているのも魅力の一つです。著作権の限界にまでチャレンジしているような、同じジャンプの漫画に出てくるキャラクターを描いたり、アニメでも絶対このアニメのキャラクターだと思うようなキャラクターが登場したりと普通のアニメではしてくれないようなことを銀魂はしてしまいます。このような破天荒さもあって読者を釘付けにし続けているのだと思います。


私が好きなライトノベルは「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」という長い名前のもので、通称「ダンまち」と言います。
神々が降臨している世界、謎のダンジョンがある都市で富と名声、夢を追う冒険者たちの物語です。
この作品は様々な神と人、エルフや獣人など多様な種族が渾然となって暮らす多様的なところが魅力で、ファンタジーの神と言うと絶対的なイメージがあると思いますが、こちらのは多神教的な、非常に愛嬌のある親しみやすい存在なのでした。

そんな世界で英雄を夢見る少年ベルが主人公なのですが、一見気弱そうだけど頑張り屋なのが魅力で、精一杯背伸びして困難に挑む様子には胸を打たれます。
最近は穏やかな日常を描く作品や、突然不条理な世界に放り込まれる作品が多いので、こういう自分の意思で前に進んで行こうとするものは新鮮です。
最近はテレビアニメ化が発表されたことですし、これから更に「ダンまち」が発展して行くことを願っています。

似たようなノベル風の読み切り漫画で、孕ませ合法化というマンガにも密かにハマっています。この漫画を見るには有料で少しお金が掛かってしまうのが難点ですが、こちらのサイトに詳細が書いてありますのでご参考にでもどうぞ。

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今一番イチオシな漫画は、【食戟のソーマ】です。
週刊少年ジャンプで連載中の料理漫画です。
今までの料理漫画のイメージというと、美味しんぼやミスター味っ子、クッキングパパなど、自分としては魅力ある絵柄とは言えないものばかりだったので、初めて食戟のソーマを読んだときに衝撃を受けました。なんといっても絵が綺麗!どこを読んでも手抜きの無い絵に、いつも溜息が出てしまいます。
料理の絵だけではなく、キャラクターも綺麗でかわいくてイケメンで…。
文句なしに素晴らしいなと感じます。
そして、内容も面白い。
少し先が読める展開もあるものの、ストーリーとして主人公や周りの友人達の成長していく模様が面白いです。ただ毎回別の料理を紹介しているだけの内容の漫画とは訳が違います。
主人公のキャラクターも、ちょっと掴みどころがない所はありますが、大好きです。
料理も、例えばトリコのように現実離れしたような食材や調理ではなく、実際おいしそう~!食べたい~!と思うものばかり。
料理漫画にあまりいいイメージがなかった私ですが、ドハマリしました。

ドハマリしたと言えば、前はあまり好きじゃなかったんですが、18禁の大人漫画に最近ドハマリしています。なんてったって無料で読めるところが最高ですよね!

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よしもとばななさんの「王国」という小説は、大変興味深い物語です。

登場人物の強烈なキャラクターが読み終わった後にもずっと心の中に残っていて、実際に自分も私生活でそんな人と出会ってみたいといった気持ちを芽生えさせてくれるような素敵な個性を持つ人達がたくさん登場してくるのです。

「王国」で一番個性的なキャラクターだと思ったのが楓という名前の青年なのですが、彼は人が身に付けている物を自分が触っただけでその人の事やその物の周りで今までに起きた現象等が脳裏に浮かぶといった不思議な力を持ち合わせています。

その不思議な能力を駆使して占い稼業をしながら生活しているのですが、彼や彼を取り巻く周りの人の精神状態や空気が読んでいる私にもはっきり伝わってくるところが、すごく臨場感があって面白いと思いました。

非日常感を味わえるといるか、どこか異次元の世界に舞い降りてきたような不思議な感じがします。

こういったピュアな気持ちを味わえるのも、きっと作者のよしもとばななさんの心が透き通っていて世の中の全てを包み込みながら上手に表現できる才能を持ち合わせているからだと思います。

だから暗い出来事でも、世間ではマイナスになるような振りな事でも全て美しい物語として書き写す事が出来るのでしょう。

読んでいて私も楓のような不思議な能力が備わりたい、そういった能力を持ち合わせている人と是非出会ってみたいといった気持ちでいっぱいになりました。

きっと世の中にはどこかにこんな風に摩訶不思議な事でも普通の日常の一コマとして生活している人達が存在するんだろうなと思いました。


私が一押しの本は、文芸社より2011年に出版された「アメリカ陰謀論の真相」です。著者はアメリカ現代史研究家の奥菜秀次氏です。本書では世界的な事件に噂される数々の陰謀説を論破・打破していきます。いわゆる陰謀論本ではなく、むしろ陰謀説を具体的な証拠と理論で否定してゆくという大変興味深い本です。例えば、陰謀説ではケネディ大統領暗殺事件の背後には、CIAやマフィアの関与が噂されていましたが、本書ではやはりリー・ハーベイ・オズワルドの単独犯行だったとする具体的な証拠をあげ、従来の陰謀説を理詰めで潰してゆくあたりが、面白いです。他にもタイタニック号がすり替えらていたという話や、9・11米同時多発テロが米国の自作自演だったとする陰謀論なども本書では完全に否定してゆくのですが、兼ねてから陰謀論に興味のあった私には目から鱗の一冊でした。根拠のない陰謀説をまことしやかに脚色し、エンターテインメントとして売る本は多いですが、本書はそれらの陰謀説を一刀両断してゆくあたりが、実に痛快でした。陰謀説、あるいは定説、どちらを支持するかはその人の自由ですが、歴史的な事件や事故に多少なりとも興味のある方にはオススメです!